多才にダサい

グローバルシャイ

「海を楽しむ私達」を楽しむのではなく「海」を楽しみたい8月12日

どうも。四月に生まれ、喃語を話し始めた従兄弟に日本の少子化についてどう思うか聞いてみたら「ブヘェ〜タイヤイ」と言っていました。なるほどそんな考えがあったか

 

今日は海に行きたい文章を書きました。

 

 

 海みたいな始まりと終わりみたいな、子宮みたいな場所に来たらまず外へ外へ気持ちを向けるんじゃなくてもっと内側に引き込まれる感傷を味わいたいのに「海を楽しむ私達」を楽しんでる人はとても目障り耳障り心障りである

歩けば落とし穴に足を挫くし、チューブトップの水着の女は大体ポロリする。三角ビキニの女は大体ヌーブラを片方落とす。日焼けした男性グループが取り柄もなく体を披露し、酒と塩とサンオイルと日焼け止めにまみれて海は苦しそうだ。私にその現象を手で掴みとれる受容体はない。外との繋がりを見出して自己が生まれる輩と内側に自分を探して外との繋がりを見出す奴らは決して混じり合わないで波打ち際みたいに常に境界線がある。

 

 

七月を過ぎて、八月になると、

 

二月のどうしようもない、春になりたげに、皮膚を爪でなぞるみたいな風を含んだ海を味わいたくなる。砂としっかり踏みしめて、中身のない貝があった時を想像したい。誰もいない観光地が一人ぼっちになる瞬間一緒にいたい。全く同じ波の音や波打ち際の波の形がないことを常に思いたい。眼鏡をかけると今まで見えなかった星がたくさん見えて、近くしか見えなくなった自分のあり方を後悔したら海に背を向け家路につきたい。足についた砂を払うまで感覚を持ち帰りたい。

 

 

 

♯海 ♯まぢ 最高 いつものメンツ 暴れまわった ♯大好きすぎる